Oct21,2017
interview
大阪を拠点に、家具の製造・販売やグラフィック、プロダクト、スペースデザイン、コミュニティデザインや地域ブランディング、カフェ運営、食や音楽イベント運営など、暮らしにまつわるあらゆる事柄に取り組むクリエイティブユニット「graf」。1998年の立ち上げ当初から様々な業種のメンバーが集まり「暮らしを豊かにする」デザインを実践されてきました。そんなgraf代表の服部滋樹氏へのインタビューを、3回連載でお届けします。
第1回目の今回は、grafを立ち上げたきっかけについて。今でこそ当たり前になった「協働」でのものづくりの先駆け。なぜ異業種の6人で始めたのか。そこには意外にも「バブルへのアンチテーゼ」があったと言います。
TOMATO
1991年にロンドンで発足したグラフィック集団。デジタル時代の先導者として、グラフィック、VR、ブランディング&CIなどの分野で、90年代に若者層を中心に絶大な支持を集め、最先端を走り続けてきた。
アーティスト、ミュージシャン、デザイナーとジャンルを超えたクリエイティブ思想から構成される。世界的に影響力の高いエレクトリック・デュオ「Underworld」のカール・ハイドとリック・スミスが在籍していたことでも知られる(2人は2012年にロンドンオリンピック開会式の音楽監督を努めた)。ファッションブランド「Work not Work」で知られるサイモン・テイラーも創設メンバーの一人である。日本企業との仕事も多数。
現在はロンドン、メルボルン、東京、カッセルと、世界中の都市にメンバーが分散し、メディアデザイン、映像、ブランディング&CI、ファッション、都市建築設計、ファインアートなどの分野で、世界中から新たな表現作品を作り続けている。
http://www.tomato.co.uk/
京都 たち吉
江戸時代後期の宝永2年(1752年)創業の食器メーカー。
京都の伝統と京情緒を背景に「たち吉」のブランド名で創作陶器を作り続けている。
たち吉の名前は知らなくとも、食器の裏印に、たち吉の家紋である「橘(たちばな)」のマークを見たことがある人も多いのでは。
http://www.tachikichi.co.jp/
E&Y
1985年に中牟田洋一氏が福岡で創業した、家具や各種プロダクトの製作、販売を軸としたファニチャーレーベル。1994年にファーストコレクションを発表。以来、斬新で新鮮なプロダクトを輩出し続けており、MoMAを始めとする世界のデザインミュージアムに多数の作品が収蔵されている。現在は東京に拠点を移し、世界に向けてハイデザインのプロダクトを発信している。
http://www.eandy.com/
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