Art Center College of Design
1930年に創設された、非営利の美術大学。カリフォルニア州パサデナに２つのキャンパスをおく。アート・デザイン分野の幅広い学科を提供しており、日本からもたくさんのインダストリアルデザイナー、カーデザイナーなどが留学している。
フェラーリ・エンツォフェラーリなどをデザインした奥山清行氏（のちにトランスポーテーションデザイン学科の学科長も務めた）、SF映画作品等の工業デザインにおける世界的な第一人者シド・ミード氏、元BMWグループのチーフ・デザイナーとしてよく知られるクリス・バングル氏、日産自動車でチーフクリエイティブオフィサーとして活躍している中村史郎氏などを輩出している。

レンダリング
デザイナーの、製品に対する意図や方向性、完成後の状態を示すために紙やディスプレイ上に描かれたイラスト、あるいは「描く行為」それ自体の呼び方。伝達と共感の技術とも言われ、その製品のポイントを強調して描かれる。
完成した製品の質感や造型感を第三者に伝えるための様々な技法が海外から輸入され、その技法と同時に日本国内に輸入された画材も多い。この頃フォーカスされたのは、カラーペーパー（キャンソン紙）に光、反射、影を色鉛筆やパステルで描き込んでいく「ハイライトレンダリング」や、マーカーを利用して特徴やイメージを素早くダイナミックに描く「マーカーレンダリング」など。

AB版
週刊誌などによく見られる書籍の大きさのことをいう。実寸は210mm×257mm。