2024年4月の美大ニュースEditor’s eye

Apr 30,2024note

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Apr30,2024

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2024年4月の美大ニュース Editor’s eye

文:
TD編集部 青柳 真紗美

全国津々浦々、いろいろな美大の取り組みをウォッチしているTD編集部。月に1回、エディターの視点から気になったニュースを紹介します。

横浜美術大学の新学長に加藤良次教授が就任

横浜美術大学では、2022年より学長を務めた岡本信明 前学長の任期満了に伴い、2024年4月1日付で加藤良次(かとう・りょうじ)教授が新学長に就任した。
加藤氏は、JTCジャパン テキスタイル カウンシル代表理事を勤め、1985年より渋谷、池袋西武、大丸東京などで個展を開催。さらに海外でも1988年・97年ミラノ、2002年ソウルで個展を開催。その他、国内外の個展、団体展にて多数発表してきた。
染色作品やスクリーンプリントをメインに、空間構成をアートとして見せるインスタレーション作品を手がけている。

また、大学での授業以外にも染色や色彩に関する講演・登壇多数。染色の魅力や楽しさを学生だけでなく広く一般の方々に伝えるために、奈良県五條市の五條赤根プロジェクトに参画し、同大学の古美術研修や公開講座、出張授業も担当してきたという。
学長の新任により、横浜美術大学がどのように変化していくのか注目していきたい。

◆プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000089109.html

◆横浜美術大学
https://www.yokohama-art.ac.jp/

寺田倉庫、京都市立芸術大学内にレンタルアトリエと美術品保管庫を備えたアート複合施設を2024年夏にオープン

【引用元】
寺田倉庫、京都市立芸術大学内にレンタルアトリエと美術品保管庫を備えたアート複合施設を2024年夏にオープン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000377.000014158.html

1970年代から東京・天王洲を拠点に美術品の保管事業を展開してきた寺田倉庫株式会社。倉庫の建物をリノベーションして、ミュージアムやアトリエ、ギャラリーコンプレックスを運営する活動を続けてきた。同社が2024年夏、京都において初となるアート複合施設を開業することを発表した。

この施設は、昨年10月に移転した京都市立芸術大学のキャンパス内に位置し、レンタルアトリエと美術品の保管庫の2つの機能を持つという。同社は本施設の運営を通じて、アーティストの創造活動を支援し、京都の活性化に貢献し、日本のアート市場のさらなる発展を目指すとのこと。

【引用元】
寺田倉庫、京都市立芸術大学内にレンタルアトリエと美術品保管庫を備えたアート複合施設を2024年夏にオープン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000377.000014158.html

京都市立芸術大学は京都駅から徒歩6分程度とアクセスがよく、文化芸術都市・京都の新たなシンボルゾーンとして開発が進んでいる場所でもあり、周辺には芸術文化を発信する施設が充実している。
同社は他にも、新進アーティストの発掘を目的とした現代アートアウォード「TERRADA ART AWARD」の開催や若手アーティストの作品を展示・販売する「WHAT CAFE」の運営など、アーティストのキャリア形成を支援する活動に力を入れている。

◆アート複合施設の情報
所在地:〒600-8601 京都府京都市下京区下之町57-1
京都市立芸術大学A棟6階(JR京都駅、地下鉄京都駅から徒歩6分)
総面積:約800㎡
開業時期:2024年夏

◆寺田倉庫株式会社
社名:寺田倉庫株式会社(Warehouse TERRADA)
代表者:代表取締役社長 寺田航平
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10
設立:1950年10月
URL:https://www.terrada.co.jp

◆プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000377.000014158.html

◆京都市立芸術大学
https://www.kcua.ac.jp/

全国の美大・芸大の傑作品が丸の内に集う『ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2024』開催

【引用元】
~全国の美大・芸大の傑作品が丸の内に集う~『ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2024』開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000138725.html

アートアワードトーキョー丸の内2024実行委員会と三菱地所株式会社は、4月25日(木)~5月12日(日)の期間、「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2024」(通称:AATM)を開催中だ。

東京駅・丸の内の「丸ビル」と「新丸ビル」をつなぐ地下通路に、行幸(ぎょうこう)地下ギャラリーというギャラリースペースがある。ここを中心に、若手アーティストの発掘・育成を目的とし、現代美術を展示するのがAATMの取り組みだ。全国の主要な美術大学・芸術大学・大学院の卒業修了制作展を訪問し、その中から発掘したノミネート作品より、さらに厳選した作品を展示。審査員による最終審査を実施し、グランプリや審査員賞などを決定する。

【引用元】
~全国の美大・芸大の傑作品が丸の内に集う~『ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2024』開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000138725.html

今回の審査は、東京藝術大学大学院美術研究科 教授の今村有策氏、京都芸術大学 教授の後藤繁雄氏、日本現代美術商協会 代表理事の小山登美夫氏らが手がける。
2007年からスタートしたAATMは今回で18回目の開催を迎えた。今年は全国18校からノミネートされた147点の作品から厳選した20作品を展示する。

【引用元】
~全国の美大・芸大の傑作品が丸の内に集う~『ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2024』開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000138725.html

開催初日の2024年4月25日(木)には、丸ビル1Fマルキューブにて、オープンスペースを利用したグランプリ、三菱地所賞など、各賞の発表、表彰式を実施。コロナ禍を経て5年ぶりの表彰式となった。

また、AATMの新たな試みとして、スマートフォンアプリ「PINTOR(ピントル)」と連動。展示作品の解説を読んだり、作品に対する質問を投稿するとアーティストから回答をもらうことができたりと、より深いアート鑑賞を実現するという。さらに来場者同士で展示会の感想がシェアできるなど、アプリを通じた新しい楽しみ方も提案されている。

【引用元】
~全国の美大・芸大の傑作品が丸の内に集う~『ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2024』開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000138725.html

◆「ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI 2024」開催概要
開催日程:2024年4月25日(木)~5月12日(日)
開催時間:11:00~20:00
※最終日のみ18:00まで
※観覧可能時間は変更になる場合あり
※4月25日(木)丸ビル1F マルキューブにて表彰式(16:00~17:00)

展示会場:行幸(ぎょうこう)地下ギャラリー
入場:無料
主催:アートアワードトーキョー丸の内 2024 実行委員会
特別協賛:三菱地所株式会社
協賛:株式会社大和証券グループ本社/能美防災株式会社/丸の内熱供給株式会社/YKK AP株式会社
後援:三菱一号館美術館/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ東京/OCA TOKYO/TOKYO MX

◆PINTOR
https://company.pintor.jp/

◆プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000138725.html

 

TDでは、これからも月に1回、美大関連の様々なニュースを取り上げていきます。

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