小林 章(こばやし・あきら)
モノタイプ社タイプディレクター。欧文書体の国際コンテストで2度のグランプリを獲得。ドイツ在住。世界的な書体デザイナー、H. ツァップ氏や A.フルティガー氏と共同で書体を開発。書体に関する著書多数。コンテストの審査員も務める。
Dec06,2017
report
皆さんは、公共の場で使われているフォントに注目したことはありますか? 2017年10月13日(金)に、クリエイティブ市場の総合商社・株式会社Tooの主催で開催されたセミナーイベント「design surf seminar 2017 −デザインの向こう側にあるもの− 」。
今回はこのセミナーから「公共サインのフォント、世界の潮流とこれからの日本の課題」のレポートをお届けします。登壇したのは世界的に有名なフォントメーカー「Monotype」のフォントデザイナー、小林章氏。欧文フォントのデザイナーとして数々のプロジェクトに携わる同氏には、日本の公共サインはどのように見えているのでしょうか。
モノタイプ社タイプディレクター。欧文書体の国際コンテストで2度のグランプリを獲得。ドイツ在住。世界的な書体デザイナー、H. ツァップ氏や A.フルティガー氏と共同で書体を開発。書体に関する著書多数。コンテストの審査員も務める。
Helvetica
1957年にスイス人タイプフェイスデザイナーのマックス・ミーディンガー氏とエドゥアルト・ホフマン氏が発表したサンセリフの欧文フォント。簡素で落ち着いた書体でありながら説得力に富む力強さが特長で、用途を選ばない幅広い汎用性がある。現在最も使用される書体の一つ。
https://www.fonts.com/ja/font/linotype/helvetica
Frutiger
アドリアン・フルティガー氏によってデザインされたサンセリフの欧文フォント。1976年に一般向けに発売された。遠くから見たときの視認性に優れ、特に空港や駅などの案内用標識などに用いられるほか、印刷物でも幅広く利用されている。
https://www.fonts.com/ja/font/linotype/frutiger
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