Apr27,2019
report
2019年3月29日にリニューアル・オープンした東京都現代美術館。3年間の改修期間を終えて生まれ変わった「MOT」を、編集部の藤生(ふじゅう)が訪れた。新しくなった館内を歩き、開催されていた2つのリニューアル記念展をみて感じた「美術館と、現代美術のこれから」についてレポートする。
色部義昭
グラフィックデザイナー/アートディレクター。1974年千葉県生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了後、株式会社日本デザインセンターに入社。原デザイン研究所の勤務を経て、2011年より色部デザイン研究所を主宰。東京藝術大学非常勤講師。主な仕事にOsaka MetroのCI、国立公園ブランディング、草間彌生美術館・市原湖畔美術館・富山県美術館・天理駅前広場Cofufunのサイン計画など。「TAKEO PAPER SHOW 2011−本」「富山県美術館の目印と矢印」などの展覧会デザイン、「naturaglacé」「白鶴天空」パッケージデザインなど、グラフィックデザインをベースに平面から立体、空間まで幅広くデザインを展開。銀座地区サイン実証実験やTOKYO PROJECTなどのプロジェクトに積極的に参画し、公共空間のインフォメーションデザインの機能と質を向上させることについて模索している。SDA、JAGDA、東京ADC、D&AD、One Show Designなど国内外のデザイン賞を受賞。
http://irobe.ndc.co.jp/ABOUT
長坂常
建築家/スキーマ建築計画代表。
1998年東京藝術大学卒業直後にスタジオを立ち上げ、シェアオフィス HAPPAを経て、スキーマ建築計画を設立。 仕事の範囲は家具から建築まで幅広く及び、どのサイズにおいても 1/1 を意識した設計を行う。2013年には「タケオキクチ渋谷明治通り本店」がJCD デザインアワードで金賞を獲得。近年では、清澄白河や青山、中目黒などの「ブルーボトルコーヒー」の店舗設計を手がけ、話題となった。
http://schemata.jp/
鈴木昭男
サウンド・アートの先駆者的存在として1960年代より国際的に活動。「聴く」ことを主体とした制作態度をとる。1970年にエコー楽器アナラポスを創作、88年には子午線上にある京都府網野町に一日自然の音に耳をすますという行為を行なうための《日向ぼっこの空間》を制作。耳と足をあわせたマークを「エコーポイント」として公共空間に設置し、人々の「聴く感覚」の覚醒を誘う代表的なシリーズ『点 音(おとだて)』が、都現美でも採用された。ヨーロッパを中心に世界の主要な美術展や音楽祭に招聘されている。1941年生まれ。
https://www.akiosuzuki.com/
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